戦後に生きる
どうも、土曜日に「小野田少尉・遅すぎた帰還」を観て落ちてました↓
ベイベー☆戦争ものを見ると果てしなく落ち込んで色んな考えがグルグルグルグル・・・して、
一ヶ月はこの思考から帰って来れません。
悲しくて、怖くて、辛くて、やるせなくて、恐ろしくて、苦しくて、苦しくて。
観ている時は涙が止まらなくて過呼吸起こすんじゃないかなってくらい号泣して。
それでも、ベイベー☆は進んでその手の話を聞いたり、観たりします。
だってこれは本当にあったこと。
知らないじゃすまされない。
昔のことじゃ終わらせられない。
あの悲劇を、苦しみを知り伝えなければならない。
そう思うから。
戦後に生まれ生きる私達っだからこそ、それをしなければいけない気がする。
少し話はずれて映画のことになるんだけど、
洋画と邦画では戦争の描き方が違うと思う。
洋画は兵士目線のものが多いけど、邦画は残された家族なんかがベースの話が多いかなと。
これは、やっぱお国柄というか、まんまですよね。
どちらも観てて苦しいんだけどベイベー☆は戦争の恐怖をとてつもなく感じるのは洋画です。
極限状態の中で人が人でなくなっていくのが目に見えるから。
物理的にも、精神的にも。
本当に恐ろしくてたまりません。
もし自分があの状況に置かれたら?
考え過ぎかもしれない。
でもこれはただの「お話」ではなく実際にあったこと。
沢山の人達がその恐怖を経験したこと。
それを感じなければ。
ただ、前に記事にも書いたけど、何事にも人それぞれの捉え方がある。
映画を観てもただの「お話」としか捉えない。
経験者の話を聞いても「昔のこと」としか思えない。
今はそれが普通なのかもしれない。
現に実際にあった話もとにした戦争映画の上映後の会場では、
「みんなヘルメットで誰が誰か分からないし、グロイし、つまんない」
アメリカの同時多発テロがあったその後、
「すっごいよね~!!映画みたい!!さすがアメリカって感じしない?」
こんな声をチラホラ聞いた。
閉口するしかなかった。
何故、恐怖を感じないのだろう?
「自分には関係無いこと」としか思えないのだろろうか?
いつの日か戦争体験者もいなくなる。
たとえ彼らが残してくれたものをどんな形で語り継ごうと、
人々の心に届かなくなれば、人間はまた過ちを繰り返してしまうんじゃないだろうか?
そう思えて怖いのです。
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